专利摘要:
膨張させたマイクロバルーンを含有する、とりわけ感圧性の接着剤であって、膨張させたマイクロバルーンを含有する接着剤の接着力が、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の接着力に比べて最大30%だけ、好ましくは最大20%だけ、特に好ましくは10%だけ減少している接着剤。
公开号:JP2011510113A
申请号:JP2010541768
申请日:2009-01-06
公开日:2011-03-31
发明作者:クレフト・クリスティアン;ツマースリー・フランツィスカ;トルマイアー・ザビーネ;ビュンツ・シュテファン;ブルマイスター・アクセル
申请人:テーザ・ソシエタス・ヨーロピア;
IPC主号:C09J5-08
专利说明:

[0001] 本発明は、膨張させたポリマー製の微小中空球、いわゆるマイクロバルーンによって発泡させた、とりわけ感圧性の接着剤、その製造方法、ならびにとりわけ接着テープへの使用について記載する。]
背景技術

[0002] マイクロバルーンによって発泡させた(自己)接着剤は古くから知られており、記載もされている。この接着剤は、発泡セルの寸法が均一な分布を示す一定のセル構造を有する特長がある。これらは、独立泡からなる微小発泡体であり、空隙がないので、連続泡型のものに比べて、傷つきやすい製品を、埃や液体に対してより良く密封することができる。]
[0003] そうした発泡体は柔軟な熱可塑性のポリマー殻のため、非膨張性の、非ポリマー製微小中空球(ガラス中空球)が充填された発泡体に比べ、大きな順応能力を有する。このため、例えば射出成形部品において通例の製造誤差を吸収するのにより適し、また泡の特性から熱応力をより良く補償する。]
[0004] 加えて、ポリマー殻の熱可塑性樹脂を選択することで、発泡体の機械的性質にさらに影響を加えることができる。例えば、発泡体がマトリックスより密度が低くても、凝集強度がポリマー・マトリックス自体より大きい発泡体を製造することが可能である。このため、粗面の下地に対する順応能力といった典型的な発泡体特性と、PSA発泡体のための大きな凝集強度を兼ね備えることができる。]
[0005] これに対し、従来法で、化学的にまたは物理的に発泡された材料は、圧力および温度により非可逆的に崩壊し易い。またその凝集強度も小さい。]
[0006] ドイツ特許第2105877号(C)(特許文献1)に明示される接着テープは、その少なくとも片面が微小セル感圧接着剤で塗工された支持体からなり、その接着剤層は核生成剤を含み、接着剤層のセルは独立しており、接着剤層中に完全に分配されている。この接着テープは、貼られる不規則な表面に順応することができ、比較的持続的な接着を実現するが、他方、接着テープは元の厚さの半分に圧縮されると、わずかな回復しか示さない。極めて好ましくないことに、接着剤中の空隙が、側面からの溶媒および水の接着継目への侵入の開始点となる。さらに、溶媒または水が、接着テープ全体に染み通ることもあり得る。]
[0007] 欧州特許出願公開第0257984号(A1)(特許文献2)に開示されている接着テープは、少なくとも片面に発泡された接着性コートが存在する。この接着性コート中には、ポリマー小球が含まれていて、その内部に炭化水素からなる液体を含有し、温度を上げることで膨張する。自己接着剤の骨格ポリマーはゴムまたはポリアクリレートでよい。微小中空球はこのとき重合の前または後に加えられる。マイクロバルーン含有の自己接着剤は、溶媒中から加工され、接着テープに成形される。その際、発泡工程は常に塗工の後で行う。このため微細に粗い表面が維持される。これにより、とりわけ、非破壊的再剥離可能性および再配置可能性といった性質が得られる。マイクロバルーンで発泡させた自己接着剤の、微細に粗い表面のため再配置可能性が良好となる効果については、他の文献、例えばドイツ特許出願公開第3537433号(A1)(特許文献3)または国際公開第95/31225号(A1)(特許文献4)にも記載されている。]
[0008] この微細に粗い表面は、気泡が無い接着部を作るためにも利用される。この利用については、欧州特許出願公開第0693097号(A1)(特許文献5)および国際公開第98/18878号(A1)(特許文献6)に開示されている。]
[0009] しかしながら、微細に粗い表面の有利な特性には、常に、接着強度または剥離強度の明白な低下の問題が直面している。このため、ドイツ特許出願公開第19730854号(A1)(特許文献7)では、マイクロバルーンで発泡させた支持体層が提案され、これは、接着強度の低下を避けるために、無発泡の感圧性自己接着剤を発泡させた芯層の上下に用いることを提案している。]
[0010] 支持体混合物の調製は、好ましくは、エラストマーの混練で標準的な内部ミキサで行われる。混合物は、その際、とりわけ、ムーニー値ML1+3(100℃)が10〜80の領域に調整される。混合物には、第2の低温での作業工程で、可能な架橋剤、促進剤、および所望のマイクロバルーンを加える。この第2の作業工程は、好ましくは70℃未満の温度で、混練機、内部ミキサ、練りロール機、または二軸押出し機中で行われる。続いて、混合物は機械で所望の厚さに押し出され、および/またはカレンダ処理される。続いて、支持体は両面に感圧性自己接着剤を付けられる。この後、熱的発泡、および場合によって架橋の工程が続く。]
[0011] マイクロバルーンの膨張は、これをポリマー・マトリックス中に入れる前に、あるいはポリマー・マトリックスを支持体に成形した後にはじめて実施する。]
[0012] 膨張させた形態では、マイクロバルーンの殻の厚さはわずか0.02μmである。したがって、提案されているマイクロバルーンの膨張を、既に支持体材料のポリマー・マトリックスへの練り込みの前に行うことは、練り込みに際しての大きな力でバルーンの多くが破壊してしまい、発泡率がそれだけ低下してしまうので、不利である。さらに、部分的に傷んだマイクロバルーンにより厚さのバラツキが生じる。安定的な製造法は到底得られない。]
[0013] このため、発泡は、熱洞中でテープ状に成形した後に実施することが好まれる。しかしこの場合も、発泡前の全プロセス条件が正確に一定でなく、さらに発泡中の熱洞での条件も正確に一定でないので、支持体の平均厚さが目標の厚さから大きく乖離し易い。狙い通りに厚さを修正することはもはや可能でない。同様に、マイクロバルーンや支持体の他の構成成分の濃度の局所的バラツキが直接に厚さの変動に現れてくるので、厚さの著しい統計的偏差を覚悟しないといけない。]
[0014] 国際公開第95/32851号(A1)(特許文献8)は、類似の方法を記載している。その提案によれば、発泡支持体と自己接着剤の間に、さらに熱可塑性層を設ける。]
[0015] 両方の方法とも、高い剥離強度の要求は充たすものの、個々の層の結合が負荷により破壊されてしまうので、必然的に非常に脆弱な製品となってしまう。さらに、構造中の発泡部分が必然的に減少するので、そうした製品に望まれる順応性が明白に限定されてしまう。]
[0016] 欧州特許出願公開第1102809号(A1)(特許文献9)の提案する方法は、マイクロバルーンを塗工ダイから吐出する前に部分的に膨張させ、場合により後段に設けられた工程で完全に膨張させる。この方法によれば、製品は、表面粗さが明白に小さくなるので、それに関連する剥離強度の低下も小さくなる。しかしその働きは、接着剤粘度によって著しく制約を受ける。高い粘度の接着剤系では、必然的にダイ間隙において高い間隙圧力を発生させるので、膨張させたマイクロバルーンが圧縮され、あるいは変形される。ダイから吐出された後、マイクロバルーンは、元の形状に戻り、接着剤の表面から突出する。この作用は、接着剤粘度の増加、層厚の減少、および嵩密度の低下あるいはマイクロバルーン含量の増加により大きくなる。]
[0017] ドイツ特許第2105877号(C)
欧州特許出願公開第0257984号(A1)
ドイツ特許出願公開第3537433号(A1)
国際公開第95/31225号(A1)
欧州特許出願公開第0693097号(A1)
国際公開第98/18878号(A1)
ドイツ特許出願公開第19730854号(A1)
国際公開第95/32851号(A1)
欧州特許出願公開第1102809号(A1)]
先行技術

[0018] Donatas Satas、「Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology」、van Nostrand(1989)]
発明が解決しようとする課題

[0019] したがって、本発明は、マイクロバルーンで発泡させた接着剤の従来の製造方法の欠点を除去すること、すなわち、低嵩密度あるいは高い発泡率においても、表面が粗い欠点、およびこれに伴う低い接着力、あるいは発泡支持体においての追加的後塗工接着剤の必要性を回避すること、を目的とする。]
課題を解決するための手段

[0020] 上記課題は、請求項1に詳述されるような、膨張させたマイクロバルーンを含有する好ましくは感圧性の接着剤の製造方法により解決される。従属請求項の対象は、本発明の対象の有利な実施形態、ならびに本発明に従って製造した接着剤の片面または両面接着テープでの使用である。]
[0021] したがって、本発明は、膨張させたマイクロバルーンを含有する、とりわけ感圧性の接着剤であって、膨張させたマイクロバルーンを含有する該接着剤の接着力が、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の接着力に比べて最大30%だけ、好ましくは最大20%だけ、特に好ましくは10%だけ減少している接着剤に関する。]
[0022] 本発明の好ましい一実施形態によれば、膨張させたマイクロバルーンを含有する接着剤の接着力が、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の接着力に比べて減少していない。]
[0023] さらに好ましくは、膨張させたマイクロバルーンを含有する接着剤の接着力が、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の接着力に比べて、好ましくは10〜30%だけ大きい。]
[0024] 本発明の別の好ましい実施形態によれば、接着剤の表面粗さが10μm以下である。]
[0025] さらに、本発明は、膨張させたマイクロバルーンを含有する、同様に好ましくは感圧性の接着剤の製造方法(図3参照)であって、
・接着剤を構成する、ポリマー、樹脂、または充填材といった成分、および未膨張のマイクロバルーンを第1の混合装置中で混合し、陽圧下で膨張温度まで加熱し、
・該マイクロバルーンを、混合装置から吐出されるときに膨張させ、
・接着剤混合物を膨張させたマイクロバルーンとともに、ロール・コータ中で層状に成形し、
・場合により、接着剤混合物を膨張させたマイクロバルーンとともに、テープ状の支持体材料または剥離材料上に塗工する、方法を含む。] 図3
[0026] 同様に、本発明は、膨張させたマイクロバルーンを含有する、同様に好ましくは感圧性の接着剤の製造方法(図2参照)であって、
・接着剤を構成する、ポリマー、樹脂、または充填材といった成分を未膨張のマイクロバルーンと第1の混合装置中で陽圧下で混合し、温度をマイクロバルーンの膨張温度より下に調節し、
・混合された、とりわけ均一な接着剤を第1の混合装置から第2の混合装置に移送し、陽圧下で膨張温度まで加熱し、
・該マイクロバルーンを、第2の混合装置中で、または第2の混合装置から吐出されるときに膨張させ、
・接着剤混合物を膨張させたマイクロバルーンとともに、ロール・コータ中で層状に成形し、
・場合により、接着剤混合物を膨張させたマイクロバルーンとともに、帯状支持体材料または剥離材料上に塗工する、方法を含む。] 図2
[0027] 同様に、本発明は、膨張させたマイクロバルーンを含有する、やはり好ましくは感圧性の接着剤の製造方法(図1参照)であって、
・接着剤を構成する、ポリマー、樹脂、または充填材といった成分を第1の混合装置中で混合し、
・混合された、とりわけ均一な接着剤を第1の混合装置から第2の混合装置に移送し、同時に未膨張のマイクロバルーンを第2の混合装置に送入し、
・該マイクロバルーンを、第2の混合装置中で、または第2の混合装置から吐出されるときに膨張させ、
・接着剤混合物を膨張させたマイクロバルーンとともに、ロール・コータ中で層状に成形し、
・場合により、接着剤混合物を膨張させたマイクロバルーンとともに、テープ状の支持体材料または剥離材料上に塗工する、方法を含む。] 図1
[0028] 本発明の好ましい実施形態によれば、接着剤を、ロール・コータ中で成形し、支持体材料上に塗工する。]
[0029] マイクロバルーンで発泡させた接着剤は、均一で閉じられたコート形態を得るために、普通は塗工前に脱気する必要はない。混練中に接着剤中に巻き込まれた空気は、膨張するマイクロバルーンにより駆逐される。しかしながら、処理量が多いときには、ロール間隙への接着剤の均一な送入を達成するために、接着剤を塗工の前に脱気することが勧められる。脱気は、理想的にはロール・コータの直前で、混練温度および環境圧との圧力差少なくとも200mbarで実施する。]
[0030] さらに、
・第1の混合装置が、連続式装置、とりわけ遊星ローラ押出し機、2軸押出し機、またはピン型押出し機であるか、
・第1の混合装置が、非連続式装置、とりわけZ−ニーダまたは内部ミキサであり、
・第2の混合装置が、遊星ローラ押出し機、単軸または2軸押出し機、またはピン型押出し機であり、および/または
・接着剤を膨張させたマイクロバルーンとともに支持体層に成形する成形装置が、カレンダ、ロール・コータ、またはロールと固定ドクタの形成する間隙であるのが、有利である。]
[0031] 本発明の方法によれば、とりわけ自己接着性の、接着剤の全ての既知および文献に記載の成分が無溶媒で処理可能である。]
[0032] 上述した本発明の思想に含まれる方法で、特に際立った形態の変形形態を以下に例示するが、描かれた図を選択することで不必要な制限を加えることを意図するものではない。]
図面の簡単な説明

[0033] 2基の混合装置を用い、マイクロバルーンを第2の混合装置に初めて添加する方法を示す図である。
2基の混合装置を用い、マイクロバルーンを第1の混合装置に添加する方法を示す図である。
1基の混合装置を用い、マイクロバルーンを第1の混合装置に直接添加する方法を示す図である。]
実施例

[0034] 図3に、発泡した感圧性自己接着テープの製造方法の特に好適な形態を示す。] 図3
[0035] 連続式混合装置、例えば遊星ローラ押出し機(PWE)により、(自己)接着剤を製造する。]
[0036] そのために、接着剤を生成する原料Eを、遊星ローラ押出し機(PWE)1に供給する。このとき同時に、未膨張のマイクロバルーンMBを、混練過程中に陽圧下で自己接着剤の中に均一に混入する。]
[0037] 自己接着剤を均一に製造するのに必要な温度と、マイクロバルーンを膨張させるのに必要な温度は、マイクロバルーンが、PWE1から吐出されるときダイから出たときの圧力低下によって、自己接着剤M中で発泡し、その際に接着剤の表面から突出するように、相互に調整される。]
[0038] ロール・コータ3を成形装置として用い、この泡状の接着剤Mはカレンダ加工され、テープ状の支持体材料、例えば剥離紙TPの上に塗工されるが、ロール間隙において部分的後発泡が生じうる。ロール・コータ3は、ドクタ・ロール31および塗工ロール32からなる。後者上に、剥離紙TPが巻き上げロール33によって案内され、塗工ロール32から接着剤Kが剥離紙TPに移される。]
[0039] 同時に、膨張したマイクロバルーンMBは、接着剤Kのポリマー・マトリックス中に再度押し込まれ、容積重が150kg/m3未満と非常に低いにもかかわらず、表面が平滑で持続的に(逆行せずに)接着力のある表面が生成する。]
[0040] 図2に、発泡した感圧性自己接着テープの製造方法の、別の特に好適な形態を示す。] 図2
[0041] 遊星ローラ押出し機(PWE)1には、前後に配置された2つの混合ゾーン11,12があり、これらの中で、1本の中心スピンドルが回転する。さらに、加熱ゾーンごとに6本の遊星スピンドルがある。注入リング13に、追加の原料、例えば可塑剤または液状樹脂が加えられる。]
[0042] 好適な装置としては、Entex社、Bochumの遊星ローラ押出し機が例示される。]
[0043] 続いて、マイクロバルーンが、第2の混合装置、例えば単軸押出し機中で、陽圧下で自己接着剤中に均一に混入され、膨張温度より高温に加熱され、吐出時に発泡させられる。このため、原料Eから生成した接着剤Kを、ここでは、単軸押出し機(ESE)2に送入し、同時にマイクロバルーンMBを充填する。単軸押出し機ESEには、そのバレル長21にわたって合計4つの加熱ゾーンが存在する。]
[0044] 好適な装置としてKiener社の単軸押出し機が例示される。]
[0045] マイクロバルーンMBは、ESE2のダイ出口での圧力低下によって膨張する間に、接着剤の表面から突出する。]
[0046] ロール・コータ3により、この泡状の接着剤Mはカレンダ加工され、テープ状の支持体材料、例えば剥離紙TPの上に塗工されるが、ロール間隙において部分的後発泡が生じうる。ロール・コータ3は、ドクタ・ロール31および塗工ロール32からなる。後者上に、剥離紙TPが巻き上げロール33によって案内され、塗工ロール32から接着剤Kが剥離紙TPに移される。]
[0047] 同時に、膨張したマイクロバルーンMBは、接着剤Kのポリマー・マトリックス中に再度押し込まれ、容積重が150kg/m3未満と非常に低いにもかかわらず、表面が平滑で持続的に(逆行せずに)接着力のある表面が生成する。]
[0048] 図1に、発泡した感圧性自己接着テープの製造方法の、別の特に好適な形態を示す。] 図1
[0049] 連続式混合装置、例えば遊星ローラ押出し機(PWE)により、(自己)接着剤を製造する。]
[0050] そのために、接着剤を生成する原料Eを遊星ローラ押出し機(PWE)1に供給する。遊星ローラ押出し機(PWE)1には、前後に配置された2つの混合ゾーン11,12があり、これらの中で、1本の中心スピンドルが回転する。さらに、加熱ゾーンごとに6本の遊星スピンドルがある。]
[0051] 注入リング13に、追加の原料、例えば可塑剤または液状樹脂が加えられる。]
[0052] 好適な装置としては、Entex社、Bochumの遊星ローラ押出し機が例示される。]
[0053] 続いて、マイクロバルーンが、第2の混合装置、例えば単軸押出し機中で、陽圧下で自己接着剤中に均一に混入され、膨張温度より高温に加熱され、吐出時に発泡させられる。そのために、原料Eから生成した接着剤Kを、ここでは、単軸押出し機(ESE)2に送入し、同時にマイクロバルーンMBを充填する。単軸押出し機ESEには、そのバレル長21にわたって合計4つの加熱ゾーンが存在する。]
[0054] 好適な装置としてKiener社の単軸押出し機が例示される。]
[0055] マイクロバルーンMBは、ESE2のダイ出口での圧力低下によって膨張する間に、接着剤の表面から突出する。]
[0056] ロール・コータ3により、この泡状の接着剤Mはカレンダ加工され、テープ状の支持体材料、例えば剥離紙TPの上に塗工されるが、ロール間隙において部分的後発泡が生じうる。ロール・コータ3は、ドクタ・ロール31および塗工ロール32からなる。後者上に、剥離紙TPが巻き上げロール33によって案内され、塗工ロール32から接着剤Kが剥離紙TPに移される。同時に、膨張したマイクロバルーンMBは、接着剤Kのポリマー・マトリックス中に再度押し込まれ、容積重が150kg/m3未満と非常に低いにもかかわらず、表面が平滑で持続的に(逆行せずに)接着力のある表面が生成する。]
[0057] 図4から見て取れるように、ロール間隙におけるニップ圧を下げると、マイクロバルーンがより弱くしか圧し戻されないので、塗工された発泡自己接着剤の接着面積が減少する。図4は、塗工方法または塗工パラメータに依存した接着面積を示す。必要なニップ圧は、用いられる接着剤系に大きく依存し、粘度が高いほどニップ圧を高くしなければならず、また所望の層厚および選択した塗工速度にも依存する。実際には、4N/mmより大きいニップ圧なら充分であるが、50m/分を超える特に速い塗工速度において、少ない接着剤塗工量(目付け量が70g/m2未満)において、また高粘度接着剤(0.1radおよび110℃で50,000Pa・s)においては、50N/mmより大きいニップ圧が必要となる。] 図4
[0058] ロールの温度はマイクロバルーンの膨張温度に適合させるのがよいことが判明している。理想的には、第1のロールのロール温度は、マイクロバルーンを破壊することなく後発泡可能とするために、マイクロバルーンの膨張温度より高くする。最終ロールの温度は、マイクロバルーンの殻が硬化でき、本発明の平滑な表面が形成するように、膨張温度に等しいかより低くする。]
[0059] 溶媒を含まないポリマー系の連続式製造および加工のための装置は多く知られている。大抵は、スクリュー使用機械、例えば、さまざまなスクリュー長および装備を有する単軸および二軸押出し機が使用される。さらに、連続式に働く、さまざまな構造の混練機、例えば混練機とスクリュー使用機械の組合せ、あるいは遊星ローラ押出し機もこの目的に使用される。]
[0060] 遊星ローラ押出し機は、かなり古くから知られ、まずPVCのような熱可塑性樹脂の加工に使用され、主としてカレンダまたはロール機といった下流のユニットへの供給用に使用されてきた。しかし、遊星ローラ押出し機は、物質および熱の交換を起こす表面更新が盛んで、摩擦によってもたらされたエネルギーを迅速かつ効果的に取り去ることができる利点、および滞留時間が短くかつ滞留時間分布が狭い利点のため、最近はとりわけ、特に厳しく温度制御された運転条件が必要とされる混練プロセスにも使用範囲が拡がってきた。]
[0061] 遊星ローラ押出し機には、メーカーによってさまざまな形態およびサイズが存在する。希望する処理能力により、バレルの直径は一般的に70mmから400mmの間とされる。]
[0062] 通常、遊星ローラ押出し機には供給部と混練部がある。供給部は送りスクリューからなり、全ての固体成分が連続的に送入される。続いて、送りスクリューは、この材料を混練部に送る。スクリューを有する供給部の範囲は、スクリューへの材料の焼付きを防止するため、好ましくは冷却する。しかしながら、スクリュー部分が無く、材料が中心スピンドルと遊星スピンドルの間に直接送入される実施形態もある。しかし、本特許の方法の有効性にとって、これは重要ではない。]
[0063] 混練部は、1本の駆動された中心スピンドルと、内面にはす歯の付いた1つまたは複数のバレル中で、中心スピンドルの周囲を回転する複数の遊星スピンドルとからなる。中心スピンドルの回転速度、およびそれによる遊星スピンドルの公転速度は可変であり、したがって混練プロセスの制御のために重要なパラメータである。]
[0064] 材料が中心スピンドルと遊星スピンドルの間、あるいは遊星スピンドルとロール部分のはす歯との間を循環することで、剪断エネルギーと外部加熱の影響によって、材料の均一な混練物への分散が達成される。]
[0065] 各バレル中で公転する遊星スピンドルの数は可変であって、プロセス上の要請に適合される。スピンドル数は、遊星ローラ押出し機中の空隙容積および材料のプロセス中の滞留時間に影響を与え、さらに熱および物質交換のための表面積を規定する。遊星スピンドルの数は、導入される剪断エネルギーを通して、混練結果に影響を与える。バレルの直径を一定としたとき、スピンドル数を多くすると、より良い均一化および分散性能、あるいはより大きな製品処理量が得られる。]
[0066] 中心スピンドルとバレルの間に組付け可能な遊星スピンドルの最大数は、バレルの直径と、使用される遊星スピンドルの直径に依存する。工業規模の処理量を達成するために必須であるような、より大きなバレル径を用いるとき、あるいはより小さな直径の遊星スピンドルを用いるとき、バレルにより多数の遊星スピンドルが装着できる。通常、D=70mmのバレル径においては、7本までの遊星スピンドルが使用され、一方、D=200mmのバレル径においては、例えば10本、D=400mmのバレル径においては、例えば24本の遊星スピンドルが使用できる。]
[0067] 本発明は、発泡した接着剤の塗工を、溶媒を用いることなく、多ロール・コータで実施することを提案している。この塗工機は、少なくとも2本のロールで少なくとも1つのロール間隙を有するものから、5本のロールと3つのロール間隙を有するものまで可能である。]
[0068] さらに、カレンダ(I,F,L−カレンダ)のようなコート機で、発泡接着剤を1つまたは複数のロール間隙を通すことで、希望する厚さに成形することも考えられる。]
[0069] その際、各ロールの温度設定を、送出しロールでは選んだタイプのマイクロバルーンの発泡温度より高いか同じ温度になるように、他方、受取りロールでは前記発泡温度より低いか同じ温度になるようにして制御されない発泡を防ぐことで、場合によって制御された後発泡が起きるように選び、このとき全てのロールはそれぞれ30〜220℃に調節可能にしておくのが、特に有利であることが判明している。]
[0070] 成形された接着剤層の一方のロールから他方のロールへの移送特性を改善するために、さらに、反接着加工をしたロールまたは格子目付きロールを使用することができる。充分に高精度に成形された接着剤フィルムを得るために、ロールの周速度に差を付けることもできる。]
[0071] 好ましい4本ロール・コータは、1本の供給ロール、供給ロールに平行に配列され支持体材料上の層の厚さを規定する1本のドクタ・ロール、および供給ロールの下に位置する1本の送りロールから構成されている。送りロールと共に第2のロール間隙を作る押圧ロール上で、接着剤とテープ状の材料が合体される。]
[0072] 塗工する帯状支持体材料の種類に応じて、塗工は共回転法または逆回転法で行われる。]
[0073] 成形装置は、ロールと固定ドクタの間に生じる間隙によって構成することもできる。固定ドクタはドクタ・ナイフであっても、あるいは固定(半)ロールであってもよい。]
[0074] 本発明に従って記述された方法により、一方では、マイクロバルーン発泡自己接着剤の利点を備えながら、他方では、典型的に生じる未発泡製品に比べて接着力の低下が無い、自己接着性製品を作製することができる。非常に驚くべきことに、当業者には予見できないが、前記の方法によれば、たとえ発泡自己接着剤の層厚が、膨張させたマイクロバルーンの直径の範囲内にあっても、自己接着性製品を作製することができる。同様に驚くべきことに、マイクロバルーンの直径によって規定されるが、球体の理論的最密充填値を超えるような低い嵩密度の製品を作りだすことが可能である。]
[0075] 球体の理論的最密充填において、各球は12個の最隣接球を有し、そのうち6個は自身の層内に、3個ずつ上および下にある。これらは、立方充填においては立方八面体を、六方充填においてはアンチ立方八面体を形成する。]
[0076] 球体の理論的最密充填における空間充填率は下式の値である。]
[0077] ]
[0078] 接着剤中のマイクロバルーンは、充填率が高いと、球として存在せず、非可逆的に3次元の多面体に変形されているので、膨張したマイクロバルーンの接着剤中の空間充填率は74%を超えることができる。]
[0079] これは、図7および8が、非常にわかりやすく示している。図7には、マイクロバルーンの含量が8重量%の接着剤が示され、その接着剤嵩密度は338kg/m3となっている。図8には、マイクロバルーンの含量が22重量%で、嵩密度が137kg/m3の接着剤が示されている。] 図7 図8
[0080] 膨張させたマイクロバルーンがはっきり見て取れるように変形しているため、充填率は、明示されているとおり、理論的に可能な球体の最密充填を超えている。マイクロバルーンは、多面体形状を示しており、もはや球形ではない。]
[0081] 本発明による方法およびそれによる接着剤の新規性は、膨張させたマイクロバルーンを、層への成形中、特に塗工作業の直前に、接着剤のポリマー・マトリックス中に圧し戻すことで、平坦で持続的に接着性の接着剤表面が、特にロール・コータである成形装置により成形されることにある。]
[0082] 層厚が20〜3000μmの範囲で、マイクロバルーン含量が多く、このため高い発泡率または低い嵩密度に発泡し接着力の強い自己接着テープが製造できる。]
[0083] 発泡接着剤の効能の一つはコスト削減にある。同じ層厚に対して接着剤塗工量が何倍も少なくできるので、原料が節減できる。さらに、接着剤の同じ処理量または量的生産における塗工速度を上げることができる。]
[0084] さらに、接着剤の発泡は、接着技術的および応用技術的に改良された特性を与える。]
[0085] 前述の接着力低下の減少は、膨張させたマイクロバルーンが、塗工作業中に、ポリマー・マトリックス中に圧し戻されることで得られる優れた表面特性によりもたらされる。]
[0086] さらに発泡自己接着剤は、同じポリマー系の無発泡接着剤に比べ、例えば、低温耐衝撃性の改善、粗面の下地に対する接着力の向上、平滑ではない下地に対する発泡接着剤のより良い減衰および/またはシール性もしくは順応性、より好ましい圧縮硬さ特性、および改良された圧縮能力といった、さらなる性能特性を獲得する。]
[0087] 本発明の自己接着剤の特徴的性質あるいは付加的機能の幾つかは、例の中でさらに説明する。]
[0088] 好ましいホットメルト接着剤を用いた発泡接着剤は、膨張したマイクロバルーンが、塗工中にロール間隙で、あらためてポリマー・マトリックス中に圧し戻され、このため表面粗さRaが10μm未満と好適な値を示す、平滑な接着性の表面を有する。表面粗さの測定は、非常に平滑な支持体を土台としており、自身も表面粗さRaが1μm未満である接着テープにのみ適している。したがって、実用にされる支持体、例えばクレープ紙あるいは不織布および織布で、表面粗さが大きなものにおいては、本方法の利点について記述するのに、製品の表面粗さの測定は適していない。]
[0089] 本発明の好ましい実施形態における接着剤中のマイクロバルーンの割合は、0重量%を超え30重量%以下、特に1.5重量%と10重量%の間である。]
[0090] また、好ましくは、マイクロバルーンは、25℃で直径が3μm〜40μm、特に5μm〜20μmを、および/または温度を作用させた後で直径が20μm〜200μm、特に40μm〜100μmを示す。]
[0091] 従来知られたどの製造方法による、マイクロバルーンを用いて発泡させた接着剤システムでも、粗く、接着力がごく小さいか無い、接着剤表面が形成された。]
[0092] 溶媒を用いて塗工した自己接着剤においては、0.5重量%と低いマイクロバルーン含量から、接着力(剥離力)の低下が40%を超えることになる。マイクロバルーン含量を増加すると、接着力はさらに低下し、凝集力は増加する。]
[0093] マイクロバルーン含量がわずか1重量%であっても、接着剤の接着力は非常に低い。]
[0094] これは、比較例1.1および1.2、あるいは表3によって裏付けられている。]
[0095] マイクロバルーンを用いて発泡させた接着剤も容積重と、目付け量および組成が同じ接着剤で膨張したマイクロバルーンで生じた空隙を破壊して脱泡させたものの容積重との比は、好ましくは0.8より小さい。]
[0096] こうした挙動は、無溶媒のダイ・コーティングにおいても現れ、マイクロバルーンが押出し機/ダイから吐出された後に圧力差を解消する際に発泡し、接着剤マトリックスから突出する。]
[0097] 本発明の思想には、本発明の方法によって得られる接着剤、特に自己接着剤も含まれる。]
[0098] さらに、本発明の思想には、前記接着剤を用いて、テープ状材料の少なくとも片面に接着剤を塗工することで製造した自己接着テープも含まれる。両面を接着性に加工した接着テープにおいて、接着コートを両面とも発明によるものにすることもできる。あるいは、いずれか一方のコートのみを発明によるものにし、他方の面は(接着テープの果たす使命に合わせて)任意に選ぶようにする。]
[0099] 支持体材料としてフィルム、織布、あるいは紙が好ましく、その片面に(自己)接着剤を塗工する。]
[0100] さらに、好ましくは(自己)接着剤を剥離紙または剥離フィルムに塗工することで、略称でフィックス(Fix)とも呼ばれる支持体の無い接着テープが得られる。]
[0101] 接着テープにおいてテープ状の支持体材料上の接着剤の厚さは20μm〜3000μm、好ましくは40μm〜150μmとできる。]
[0102] さらに、接着剤層を、とりわけ架橋後に、支持体の無い両面接着性の自己接着テープとして使用するときには、厚さが20μm〜2000μmの接着剤を剥離材の上に塗工できる。]
[0103] マイクロバルーンは、熱可塑性ポリマー殻を有する弾力性の中空球である。これらの球は低沸点液体または液化ガスで充満されている。殻の材料としては特にポリアクリロニトリル、PVDC、PVC、またはポリアクリレートが使用される。低沸点液体としては、特に低級アルカンの炭化水素、例えばイソブタンまたはイソペンタンが好適で、圧力下で液化ガスとしてポリマー殻中に封入される。マイクロバルーンに、作用、特に熱的作用を加えると、一方で外側のポリマー殻が軟化する。同時に、殻の中に存在する液体発泡ガスがガス状態に移行する。その際にマイクロバルーンは、非可逆的に伸び、3次元的に膨張する。内部圧と外部圧が釣り合った時点で膨張は終わる。ポリマー殻は維持されるので、独立気泡の発泡体が得られる。]
[0104] 多くの種類のマイクロバルーンが商業的に入手可能であり、例えばAkzo Nobel社からのExpancel DU−Type(dry unexpanded)は、主として大きさ(未膨張状態での直径6〜45μm)および膨張に必要な開始温度(75〜220℃)で細分化されている。マイクロバルーンの種類あるいは発泡温度を、接着剤の混練に必要な温度パターンおよび機械のパラメータに調和させると、接着剤の混練と発泡を同時に1行程で実施できる。]
[0105] さらに未膨張のマイクロバルーンも、固形分またはマイクロバルーン含量が約40〜45重量%の水性の分散液として、さらに、ポリマー、例えばエチレン/酢酸ビニル中に約65重量%のマイクロバルーン濃度で埋入されたマイクロバルーン(マスター・バッチ)として入手可能である。分散液マイクロバルーンも、マスターバッチも、DU−Typeと同様に本発明の方法による接着剤の発泡に適している。]
[0106] 本発明の方法の実施にとって、好適な接着剤・ベースの選択は重要ではない。ベースは、天然ゴム、ブロックコポリマーを含む合成ゴム、またはそれらの混合物を含む熱可塑性エラストマーの群から選択できるが、いわゆるポリアクリレート接着剤の群からも選択できる。]
[0107] ゴム系の接着剤のベースは、好適には天然ゴムまたは合成ゴムの群から選ばれる非熱可塑性エラストマーであり、あるいは天然ゴムおよび/または合成ゴムの任意の混合体からなる。ここに1種または複数の天然ゴムは、基本的に全ての入手可能な品質、例えばクレープ(Crepe)、RSS、ADS、TSR、またはCVタイプの中から、必要な純度や粘度水準に応じて選ぶことができ、また、1種または複数の合成ゴムは、ランダム共重合したスチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、合成ポリイソプレン(IR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(XIIR)、アクリレートゴム(ACM)、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリウレタン、および/またはそれらの混合体の群から選ぶことができる。]
[0108] さらに、熱可塑性エラストマーを好ましくは接着剤のベースとして選ぶことができる。]
[0109] この点での代表として、スチレン・ブロック共重合体、とりわけスチレン/イソプレン/スチレン(SIS)、およびスチレン/ブタジエン/スチレン(SBS)タイプが挙げられる]
[0110] さらに、好ましくは接着剤をポリアクリレートの群からも選ぶことができる。]
[0111] 粘着性付与樹脂としては、全ての既知かつ文献に記載されている粘着性樹脂が例外なく使用できる。代表的なものとしては、ロジン、その不均化、水素添加、重合、エステル化誘導体、および塩、脂肪族および芳香族炭化水素樹脂、テルペン樹脂、およびテルペンフェノール樹脂が挙げられる。これらと、他の樹脂を任意に組み合わせることで、作製される接着剤の特性を所望通りに調節できる。Donatas Satas、「Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology」、van Nostrand(1989)(非特許文献1)の最新の技術についての記述が明白に参照され得る。]
[0112] 可塑剤としては、接着テープ技術で知られた全ての可塑性付与物質が使用できる。なかでも、パラフィンおよびナフテン油、オリゴブタジエンやオリゴイソプレンのような(官能基を有する)オリゴマー、液体ニトリルゴム、液体テルペン樹脂、植物性および動物性油脂、フタラート、官能性アクリレートが挙げられる。]
[0113] 本発明の方法において化学的架橋を熱的に誘導するためには、全ての既知の熱的に活性化できる化学架橋剤が使用でき、促進剤添加硫黄または硫黄供与体系、イソシアナート系、反応性のメラミン樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、および(場合によってはハロゲン化した)フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、あるいは反応性のフェノール樹脂またはジイソシアナートおよび対応する活性化剤を含む架橋系、エポキシ化したポリエステル樹脂およびアクリレート樹脂、ならびにそれらの組合せが例示される。]
[0114] 架橋剤は、好ましくは50℃より高い温度、特に100℃〜160℃の温度、極めて好ましくは110℃〜140℃の温度で活性化される。]
[0115] 架橋剤の熱的励起は赤外線あるいは高エネルギー交流電場によっても行える。]
[0116] 片面または両面接着性の接着テープ用の支持体材料としては、全ての既知の繊維製支持体、例えば、ループパイル地、ベロア、紗、織布、編布、特にPETフィラメント織布またはポリアミド織布、または不織布、が使用できる。ここに「不織布」とは、少なくともEN29092(1998)による繊維製の面状物、ならびにステッチボンド不織布および類似の系を意味する。]
[0117] 同様にスペーサー織布および編布を、貼り合わせ層と共に使用することができる。スペーサー織布は、マット状の層構造体で、繊維不織布またはフィラメント不織布製の被覆層、裏層、およびこれらの層の間にある離散したまたは束状の保持繊維からなるが、保持繊維は、層構造体の全面にわたって分布し、粒子層を貫いてニードリングを行い、被覆層と裏層を上下に結合する。粒子層を貫いてニードリングが行われた保持繊維は、被覆層と裏層の相互の間隔を維持するが、自身も被覆層および裏層と結合している。]
[0118] 不織布としては、とりわけ結合強化した短繊維不織布が対象となるが、さらには、多くの場合、追加的に結合強化された、フィラメント方式、メルトブローン方式、およびスパンボンド方式不織布が対象になる。不織布に対して可能な結合強化方法としては、機械的、熱的ならびに化学的結合強化が知られている。機械的結合強化においては、単繊維を乱雑に絡み合わせ、繊維束にステッチを作り、または追加の糸で縫い付けることで繊維を純粋に機械的に結合する。熱的および化学的方法においては、繊維/繊維間結合が接着力で(バインダ使用)または凝集力で(バインダ不使用)達成される。処方および実施方法を適切にすれば、これらの結合強化は、例外なく、もしくは少なくとも大部分が、繊維の結節点に限定されるので、不織布内にゆるやかでかつ開放的な構造を維持しながら、安定的な3次元網目構造を形成する。]
[0119] とりわけ、別の糸での追加縫いか、ステッチにより結合強化された不織布が、特に有利であることがわかっている。]
[0120] こうした結合強化した不織布は、例えばKarl Mayer(前Malimo)社の型式マリフリース(Malivlies)のステッチボンド機で製造され、とりわけNaue Fasertechnik社、およびTechtexGmbH社から入手できる。マリフリースは、横配向繊維不織布を、不織布の繊維でステッチを形成して結合強化することを特徴とする。]
[0121] 支持体としてさらに、クーニット(Kunit)型不織布あるいはムルチクニット(Multiknit)型不織布を使用できる。クーニット型不織布は、縦方向に配向した繊維の不織布を加工して、一方の面にステッチが、他方の面にはステッチの結合部またはパイル繊維の折り目があるが、糸も既成の面状体も有していない面状体に作るところに特徴がある。そうした不織布も、例えばKarl Mayer社の型式「Kunitvlies」のステッチボンド機で、既に長年にわたり製造されている。この不織布は、長繊維不織布として、縦方向の大きな引張り力を負担できる、さらなる特徴がある。ムルチクニット型不織布は、クーニット型不織布に比べ、両面から針を刺すことで、上面に加え下面にも結合強化がなされる特徴がある。]
[0122] 最後に、糸縫い不織布は、本発明の接着テープを作る中間製品としても適している。糸縫い不織布は、多数の互いに平行に並んだ縫い目を有する不織布材料で形成される。この縫い目は連続した繊維の糸を用い縫い込みまたはステッチボンドすることで作られる。この型の不織布に対しては、Karl Mayer(前Malimo)社の型式マリバット(Maliwat)のステッチボンド機が知られている。]
[0123] さらに、Caliweb(登録商標)が抜きんでて適している。Caliweb(登録商標)は、外側にある2つのステッチ層と、ステッチ層に対して垂直に配向した内側にあるパイル層を有する、熱的に固定されたスペーサー不織布材ムルチクニットで構成されている。]
[0124] さらに、短繊維不織布が特に有利であって、これは第1の工程で機械的加工により予備的に結合強化されるか、あるいは水力学的に製反された湿式不織布であって、不織布の繊維の2%〜50%、特に不織布の繊維の5%〜40%を、溶融性繊維とする。]
[0125] この種の不織布は、繊維が湿式で製反されるか、あるいは、例えば、短繊維不織布を、不織布の繊維でステッチを作って、またはニードリング、縫い付け、あるいは空気および/または水噴射処理により予備的に結合強化することに特徴がある。]
[0126] 第2の工程で、熱的固定を行い、溶融性繊維を溶融し、または部分溶融し、不織布の強度を再度増加させる。]
[0127] 不織布支持体の結合強化は、バインダ無しで、例えば構造を持つロールを用いて熱エンボス加工することでも達成され、その際、圧力、温度、滞留時間、およびエンボス形状で、強度、厚さ、密度、柔軟性等の性質を制御することができる。]
[0128] 繊維製の支持体の出発原料としては、特に、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ビスコース繊維、または木綿繊維が見込まれている。しかしながら本発明は上記の材料に限定されることはなく、当業者が発明活動を必要とすることなく知り得る、他の多くの繊維を、特に、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミドといった耐摩耗性のポリマー、またはガラス繊維もしくは炭素繊維不織布の製造に使用することが可能である。]
[0129] 支持体材料としては、紙(クレープ付きおよび/またはクレープ無し)製、ラミネート製、フィルム(例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、1軸または2軸延伸ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、PAフィルム、PVCフィルムおよびその他のフィルム)製、またはテープ状の発泡材(例えば、ポリエチレンおよびポリウレタン製)製の支持体も適している。]
[0130] 塗工側の支持体表面は、化学的または物理的に前処理されていてよく、支持体裏面は反接着物理処理または塗工を行ってよい。]
[0131] 最後に、帯状の支持体材料は、ライナとも呼ばれる剥離紙または剥離フィルムのような両面が反接着塗工された材料であってもよい。]
[0132] 下記の試験方法を、例の中においても、記載した測定値を決定するために適用した。]
[0133] 試験方法
表面粗さの測定
PRIMOSシステムは照明ユニットと撮影ユニットからなる。照明ユニットは、デジタル微小鏡投映機を用いて、表面上に直線を投映する。投映される平行な直線は、表面構造により偏移され、すなわち、変調される。]
[0134] 変調された直線の記録用に、いわゆる三角測量角度である、所定の角度に配置されたCCDカメラを用いる。
測定野の寸法: 14.5x23.4mm2
断面長さ: 20.0mm
表面粗さ: 縁から1.0mm離れる(Xm=21.4mm;Ym=12.5mm)
フィルタ: 3次多項式フィルタ]
[0135] 対応する測定装置は、例えばGFMesstechnik GmbH、Teltowから購入できる。]
[0136] 剥離強度(接着力)
剥離強度(接着力)の試験はPSTC−1に準拠して行う。]
[0137] 検査する(自己)接着テープの所定幅(標準:20mm)の試験片を、研磨した鋼板、あるいは他の所望の接着/試験基板、例えばポリエチレンまたはポリカーボナート等、の上に、5kgの鋼製ロールを10回転動させて接着する。両面接着テープは、36μm厚の硬質PVCフィルムで裏面を強化する。このように調製された板を、試験装置に装着し、接着テープの遊離端を引張試験機で、剥離角180°、速度300mm/分で引き剥がし、これに必要な力を求める。測定結果は、N/cmで示され、3測定値の平均をとる。全ての測定は、温度調節された室中で23℃および相対湿度50%下で行う。]
[0138] 剪断強度の定量:静的剪断力試験(剪断耐久時間SSZ)
接着テープを所定の固い接着基板(ここでは鋼板)に貼り、一定の剪断負荷をかける。耐久時間を分単位で測定する。]
[0139] 板の吊り下げを適切に行う(角度179±1°)ことで、接着テープが板の下縁から剥がされないようにする。]
[0140] この試験は第一に接着剤の凝集力についての知見を与える。ただし、これは、重量と温度のパラメータが、試験において、実際に凝集の破壊が生じるように選ばれたときにのみ当てはまる。]
[0141] さもないときは、この試験は接着基板に対する接着力について、あるいは接着力と接着剤の凝集力の組合せについての情報を与える。]
[0142] 試験する接着テープの13mm幅の試験片を、研磨した鋼板(試験基板)に、5cm長さにわたり、2kgのロールを10回転動して貼付する。両面接着テープは、背面を50μm厚のアルミニウム箔で被覆して強化する。続いて、輪ベルトを接着テープの下端に取り付ける。さらに、所定の角度である179±1°を保証できるように、ボルトとナットでアダプター板を、剪断試験板の前面に固定する。]
[0143] ロール掛けから負荷荷重までの準備時間は10〜15分とする。続いて、錘を輪ベルトを利用して衝撃を与えないように吊るす。]
[0144] 自動カウンタが試験試料の剪断時点を決定する。]
[0145] 剪断変形の定量:ミクロ剪断移動量(MSW)
接着テープの1cm幅の試験片を、研磨した鋼板(試験基板)に、5cm長さにわたり、2kgのロールを10回転動して貼付する。両面接着テープは、背面を50μm厚のアルミニウム箔で被覆する。試験片を190μm厚さのPETフィルムで強化し、続いて固定装置を用いて縁を真っ直ぐに切断する。その際、強化された試験片の縁は、鋼板の縁から1mm突出させる。板は15分間試験条件下(23℃、相対湿度50%)、ただし無負荷で、測定装置中で平衡処理される。続いて、所望の試験用錘(ここでは50g)を吊るし、剪断負荷が接着面に平行に生じるようにする。解像度がμm領域の移動量測定器が、剪断移動量を時間の関数としてグラフに記録する。]
[0146] ミクロ剪断移動量μS1として、一定時間の錘負荷後(ここでは10分)の剪断移動量(剪断距離)が示される。]
[0147] 両面接着性感圧接着テープの低温耐衝撃性
低温耐衝撃性試験により、両面接着性(d/s)感圧接着テープの突発的な動的衝撃負荷への感受性を調べる。試験しようとする接着テープを用いて、試験体を、PC板とABS枠から製作する。試験しようとする両面接着テープは、これら継目構成部品の間に貼られ、続いて6kgの錘を5秒間載せる。]
[0148] このように製作した試験体を、試験温度で少なくとも5時間貯蔵する。続いて、冷却されている試験体を立てた姿勢で1.5mの高さから所定の基盤(アルミニウムの板)上に落下させる。この過程を3度繰り返す。]
[0149] 全ての接着された試料が落下で分解等せず試験に合格するまで温度を変えて貯蔵することで定性的な評価ができる。]
[0150] 嵩密度/密度
塗工された自己接着剤の嵩密度あるいは密度は、目付け量とそのときの層厚の比から決定される。]
[0151] MA=塗工接着剤目付け量(支持体重量は除外)、単位kg/m2
d=層厚(支持体厚さは除外)、単位m]
[0152] 以下に比較例ならびに例を用いて、本発明をさらに詳しく説明するが、それらによって本発明の対象を何ら限定するものでない。]
[0153] 下記の比較例1.1および1.2は、溶媒による発泡に比べての、本発明のホットメルト法による自己接着剤の発泡の利点を示している。]
[0154] 別の比較例2に示されるように、本発明の方法により達成される利点は、完成した発泡自己接着テープにおいて最も簡単な方法で実証できる。]
[0155] 簡潔にするため、例中における「ホットメルト」という表現は、本発明の方法を表わす「ホットメルト法」と同じ意味とする。]
[0156] 使用原料
以下の例において、下表の原料を使用した。]
[0157] ]
[0158] 比較例1.1
天然ゴムを用いた溶媒法接着剤の例において、わずか1重量%のマイクロバルーン含量でさえ接着剤の接着力が著しく低下する。]
[0159] 天然ゴム(NR)を用いた溶媒法接着剤の組成は下表のとおりである。]
[0160] ]
[0161] ベンジン中の接着剤の固形分含量は40重量%である。]
[0162] 上表の組成に従いマイクロバルーン含量を変えた5種類の溶媒法接着剤を、Z混練機で製作した。]
[0163] これらの接着剤を、23μm厚さのPETフィルムに、固形分換算で50g/m2の一定の接着剤塗工量で、ドクタを用いて塗工する。]
[0164] 塗工された試料片を、まず15分間ドラフト中に置いて、使用された溶媒の大部分を蒸散させ、続いて試料は15分間、70℃で恒量まで乾燥する。]
[0165] 膨張性マイクロバルーンを混ぜた試料を、さらに乾燥器中で130℃、5分以上の熱負荷をかけ、自己接着剤の発泡を開始させる。]
[0166] 表3に、マイクロバルーンの含量の増加が、接着剤の接着技術的特性にどう影響するかを示す。]
[0167] ]
[0168] 接着力と対照的に、自己接着剤の凝集力はその発泡により格段に向上する。]
[0169] 発泡した試料は同じ温度条件、同じ負荷において、10分後においても剪断移動量はわずかないし皆無であった(「剪断変形の定量」参照)。]
[0170] 0.5重量%のわずかなマイクロバルーン含量から、未発泡の自己接着剤に比べ、既に41%の接着力の低下が見られ、2重量%のマイクロバルーンの発泡により、鋼板に対する接着力はほぼ0N/cmに低下する。]
[0171] 比較例1.2
天然ゴムを用いたホットメルト法接着剤組成。]
[0172] ]
[0173] 上表の組成に従いマイクロバルーン含量(0、1.5、3、10重量%)を変えた4種類のホットメルト接着剤を、本発明の方法により製作する。]
[0174] PWEのパラメータ: 温度(2加熱ゾーンおよび中心スピンドル)=60℃
温度(ダイ)=130℃
回転数(スクリュー)=100rpm
ESEのパラメータ: 温度(4加熱ゾーン)=140℃
温度(ダイ)=140℃
回転数(スクリュー)=68rpm
ロール・コータのパラメータ: 温度(ドクタ・ロール)=140℃
温度(塗工ロール)=120℃]
[0175] 製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0176] 天然ゴムおよび粘着性樹脂Dertophene 110を、ペレットで遊星ローラ押出し機に供給し、混練する。そうして均一化させた接着剤のストランドを、ダイを出た後に、単軸押出し機の導入域に送り、同時にマイクロバルーンを送入する。マイクロバルーンの熱可塑性のポリマー殻はポリマー・マトリックス中に均一に分配されるとともに、単軸押出し機中で140℃で軟化され、ダイから吐出されるとき、つまり圧力差が解消されるとき、封入されているイソブタンが膨張し、したがってマイクロバルーンも膨張する。]
[0177] 続いてこの接着剤を、ロール・コータで23μmのPETフィルムに50g/cm2だけ塗工し、剥離フィルムまたは剥離紙で被覆し、続いて巻いて球形にする。]
[0178] そのように製造された発泡自己接着剤は、同じ基本組成(上表2および表3参照)、で23μmのPETフィルム上の一定の目付け量50g/cm2の発泡した溶媒法接着剤と対比して、下記の接着技術的特性を達成する(表5の組成F〜I参照)。]
[0179] ]
[0180] 試料D(溶媒法、1.5重量%および470kg/m3)と、試料G(ホットメルト法、1.5重量%および480kg/m3)を、直接相互に比較してみると、発泡溶媒法接着剤の接着力低下は既に78%であるが、発泡ホットメルト接着剤では、2%にしか過ぎないのが明らかとなる。]
[0181] 10重量%と高いマイクロバルーン含量で発泡した結果、同じ接着剤ベースのホットメルト法自己接着テープで密度200kg/m3となった場合も、接着力低下は25%とわずかである。]
[0182] ポリマー・マトリックス中のマイクロバルーンの空間充填率は、マイクロバルーン含量の増加、あるいは密度の低下と共に高くなる。理論的な球体の最密充填での空間充填率は、74%に達し、これは本例では274kg/m3の密度に対応する。本発明の方法によれば、容積重が274kg/m3より小さくても、接着力の低下が小さい発泡体を製造できる。]
[0183] 比較例
比較例1.2のNR−自己接着剤の使用。
自己接着剤中の発泡させたマイクロバルーンを破壊するために、試験する試料を真空中でプレスした。]
[0184] プレスのパラメータ
温度: 150℃
プレス力: 10kN
真空度: −0.9bar
プレス時間: 90秒]
[0185] ]
[0186] 本発明の方法によるマイクロバルーンでの自己接着剤の発泡は、溶媒による発泡に比べて、接着力に対して明白に影響が小さい。圧力と温度をかけた脱泡によって実現される接着力の増加は、試験した事例において、発泡による接着力の低下に対応する。]
[0187] 脱泡のためのパラメータは、生成される接着剤の密度が、近似的にその接着剤の未発泡状態での密度に対応するように選ぶ。]
[0188] 比較例2.1
SIS使用の溶媒法接着剤。]
[0189] ]
[0190] 加工
上記の全ての原料の、ベンジン、アセトン、トルエンからなる混合溶媒への添加、およびそれに続く室温での回転ロール台上での約10時間の混合。]
[0191] こうして製造された接着剤を、ドクタブレードを用いて帯状に支持体上、この例では、23μm厚のPETフィルム上に、約50g/m2の一定の塗工量で塗工する。]
[0192] マイクロバルーンの添加および混合は、それぞれの接着剤の塗工直前に行う。]
[0193] 製造された試料は、室温での塗工後、15分間室温で保管し、混合溶媒の大部分を蒸散させ、続いて70℃で15分間、通風乾燥器内で恒量まで乾燥する。]
[0194] 膨張性マイクロバルーンを混ぜた試料を、さらに乾燥器中で130℃、5分以上の熱負荷をかけ自己接着剤の発泡を開始させる。]
[0195] 熱負荷とそれにより拡大するマイクロバルーンは、粗い表面を形成する。この結果、溶媒法の発泡自己接着剤では、限定された接着面のみが基材、例えば鋼、の上に実現され、0N/cmに近いわずかな接着力のみが得られる。]
[0196] ]
[0197] ここにおいても、合成ゴム(スチレン/イソプレン/スチレン・ブロック共重合体)を用いた溶媒法接着剤の例で明らかなように、2重量%のマイクロバルーン含量で、接着力がもはや無くなってしまう。]
[0198] 比較例2.2
SIS使用のホットメルト法接着剤。]
[0199] ]
[0200] 製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0201] 同じ接着剤組成であるが異なる製造方法(溶媒法、および、本発明の方法によるホットメルト法)の場合の接着技術的特性の比較。]
[0202] ]
[0203] ホットメルト法のマイクロバルーン無しで作製した無発泡の試料に比べ、本発明の方法による発泡により、同一の塗工量において、接着力の増加が達成される。]
[0204] 比較例3
SBS使用の接着剤組成、それぞれ重量%単位。]
[0205] ]
[0206] 製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0207] ]
[0208] 自己接着剤の発泡によって、接着力の低下はほとんど生じない。低温での耐衝撃性は、発泡によって大きく改善する。]
[0209] 比較例4
比較例2.1(溶媒法)と、比較例2.2(ホットメルト法)のSIS使用自己接着剤の使用。]
[0210] 自己接着剤中の発泡したマイクロバルーンを破壊するために、試験する試料を真空中でプレスした。]
[0211] プレスのパラメータ
温度: 150℃
プレス力: 10kN
真空度: −0.9bar
プレス時間: 90秒]
[0212] ]
[0213] したがってマイクロバルーンによる自己接着剤の発泡は、接着力に悪影響が無かった。それぞれの無発泡接着剤と比較して、前記の接着剤系は接着力がむしろ向上している。これは、それぞれの脱泡した試料と比べて、発泡体の基材に対する架橋挙動がより良く、発泡試料の厚さがより大きいことで説明できる。]
[0214] 例5
天然ゴム使用の接着剤組成
KautschukSVR 3L 47.5重量%
Piccotac 1100−E 47.5重量%
Expancel 051 DU 40 5.0重量%]
[0215] PWEのパラメータ: 温度(2加熱ゾーン)=50℃
温度(中心スピンドル)=10℃
温度(ダイ)=160℃
回転数(スクリュー)=25rpm
ESEのパラメータ: 温度(加熱ゾーン1)=20℃
温度(加熱ゾーン2)=60℃
温度(加熱ゾーン3)=100℃
温度(加熱ゾーン4)=140℃
温度(ダイ)=140℃
回転数(スクリュー)=62rpm
ロール・コータのパラメータ: 温度(ドクタ・ロール)=130℃
温度(塗工ロール)=130℃]
[0216] 製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0217] 天然ゴムおよび樹脂Piccotac 1100−Eを、ペレットで遊星ローラ押出し機に供給し、混練する。均一化された接着剤のストランドはダイを出た後に、単軸押出し機の導入域に送られ、同時にマイクロバルーンが添加される。マイクロビーズの熱可塑性のポリマー殻がポリマー・マトリックス中に均一に分配されるとともに、単軸押出し機中で140℃で軟化され、ダイから吐出されるとき、つまり圧力差を解消するとき、封入されているイソブタンが膨張し、したがってマイクロバルーンも膨張する。]
[0218] 続いてこの接着剤を、ロール・コータで織布支持体に塗工し、巻いて球形にする。]
[0219] この発泡自己接着剤は、下記の接着技術的特性を示す。]
[0220] ]
[0221] 例6
天然ゴム使用の接着剤組成]
[0222] ]
[0223] PWEのパラメータ: 温度(2加熱ゾーン)=50℃
温度(中心スピンドル)=10℃
温度(ダイ)=160℃
回転数(スクリュー)=50rpm
ESEのパラメータ: 温度(加熱ゾーン1)=20℃
温度(加熱ゾーン2)=60℃
温度(加熱ゾーン3)=100℃
温度(加熱ゾーン4)=140℃
温度(ダイ)=140℃
回転数(スクリュー)=68rpm
ロール・コータのパラメータ: 温度(ドクタ・ロール)=130℃
温度(塗工ロール)=130℃]
[0224] 製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0225] 天然ゴムおよび樹脂Piccotac 1100−Eを、ペレットで遊星ローラ押出し機に供給し、混練する。均一化された接着剤のストランドを、ダイを出た後に、単軸押出し機の導入域に送り、組成Bにおいては同時にマイクロバルーンを添加する。マイクロビーズの熱可塑性のポリマー殻がポリマー・マトリックス中に均一に分配されるとともに、単軸押出し機中で140℃で軟化され、ダイから吐出されるとき、つまり圧力差が解消されるとき、封入されているイソブタンが膨張し、したがってマイクロバルーンも膨張する。]
[0226] 発泡ならびに無発泡の天然ゴム接着剤を、裏面に剥離層の付いたクレープ紙製支持体に塗工し、続いて接着技術的に相互に比較した。特徴的なのは、無発泡NR接着剤とほぼ同じ層厚に調節し、同時に同様な接着技術的水準にあるようにするのに、25g/m2の接着剤が節減できることである。]
[0227] ]
[0228] この例は、本発明の方法によれば、接着剤層の厚さが膨張させたマイクロバルーンの直径に相当するが、接着力はわずかしか低下しない、自己接着性の製品が製造できることを実証している。]
[0229] 例7
SIS使用の接着剤組成
Vector 4113 47.5重量%
Pentalyn H−E 47.5重量%
Expancel 051 DU 40 5.0重量%]
[0230] PWEのパラメータ: 温度(2加熱ゾーンおよび中心スピンドル)=80℃
温度(ダイ)=130℃
回転数(スクリュー)=50rpm
ロール・コータのパラメータ: 温度(ドクタ・ロール)=140℃
温度(塗工ロール)=130℃]
[0231] 製造は図3に対する開示で記述した、とりわけ有利な方法による。] 図3
[0232] スチレン・ブロック共重合体Vector 4113、樹脂Pentalyn H−EおよびマイクロバルーンExpancel 051 DU 40を、遊星ローラ押出し機に供給する。ポリマー・マトリックスが混練され、その中にマイクロバルーンが均一に分配されると共に、マイクロバルーンの熱可塑性のポリマー殻が、押出し機中で140℃で軟化され、ダイから吐出されるとき、つまり圧力差を解消するとき、封入されているイソブタンが膨張し、したがってマイクロバルーンも膨張する。続いてこの接着剤は、ロール・コータで織布支持体に塗工され、続いて巻きにされる。]
[0233] この発泡自己接着剤は、以下の接着技術的特性を実現する。]
[0234] ]
[0235] 図5は、マイクロバルーン53で発泡した自己接着テープの構造を示すが、これは織布支持体51の上の、マイクロバルーン53を含有する接着剤52からなる。] 図5
[0236] 本発明の発泡した自己接着剤の接着技術的特性は、高いマイクロバルーン含量、あるいは低い嵩密度にかかわらず、無発泡接着剤の水準にある。]
[0237] 例6および7は、本発明に従って発泡させた接着剤が、支持体の粗さまたは構造を埋め合わせるのに極めて適していることを実証している。]
[0238] 例8
SIS使用の接着剤組成
Vector 4113 47.5重量%
Pentalyn H−E 47.5重量%
Expancel 051 DU 40 5.0重量%]
[0239] PWEのパラメータ: 温度(2加熱ゾーンおよび中心スピンドル)=60℃
温度(ダイ)=130℃
回転数(スクリュー)=100rpm
ESEのパラメータ: 温度(4加熱ゾーン)=140℃
温度(ダイ)=140℃
回転数(スクリュー)=68rpm
ロール・コータのパラメータ: 温度(ドクタ・ロール)=140℃
温度(塗工ロール)=140℃]
[0240] 製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0241] スチレン・ブロック共重合体Vector 4113および樹脂Pentalyn H−Eを、ペレットで遊星ローラ押出し機に供給し、混練する。均一化させた接着剤のストランドを、ダイを出た後に、単軸押出し機の導入域に送り、同時にマイクロバルーンを添加する。マイクロビーズの熱可塑性のポリマー殻がポリマー・マトリックス中に均一に分配されるとともに、単軸押出し機中で140℃で軟化され、ダイから吐出されるとき、つまり圧力差が解消されるとき、封入されているイソブタンが膨張し、したがってマイクロバルーンも膨張する。]
[0242] 続いてこの接着剤を、ロール・コータで80μmの剥離紙(剥離力が異なるように両面をシリコーン処理:塗工側=95cN/cm、剥離側=13cN/cm)の低シリコーン処理側に塗工し、続いて巻いて球形にする。]
[0243] この、両面自己接着性発泡フィックスは、以下の接着技術的特性を実現する。]
[0244] ]
[0245] 例9
SBS/SIS使用の接着剤組成
Kraton D−1165 23.0重量%
Taipol SBS 3202 23.0重量%
Dercolyte A115 46.0重量%
Expancel 051 DU 40 8.0重量%]
[0246] PWEのパラメータ: 温度(2加熱ゾーンおよび中心スピンドル)=130℃
温度(ダイ)=160℃
回転数(スクリュー)=100rpm
ESEのパラメータ: 温度(4加熱ゾーン)=50℃
温度(ダイ)=50℃
回転数(スクリュー)=68rpm
ロール・コータのパラメータ: 温度(ドクタ・ロール)=140℃
温度(塗工ロール)=140℃]
[0247] 製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0248] Kraton D−1165、TaipolSBS3202、およびDercolyte A115を、ペレットで相当する量だけ遊星ローラ押出し機に供給し、混練する。均一化された接着剤のストランドを、ダイを出た後に、単軸押出し機の導入域に送り、同時にマイクロバルーンを添加する。マイクロビーズの熱可塑性のポリマー殻がポリマー・マトリックス中に均一に分配されるとともに、単軸押出し機中で140℃で(PWEから出た接着剤中の余熱で)軟化され、ダイから吐出されるとき、つまり圧力差が解消されるとき、封入されているイソブタンが膨張し、したがってマイクロバルーンも膨張する。]
[0249] 続いてこの接着剤を、ロール・コータで80μmの剥離紙(剥離力が、それぞれ95cN/cmおよび13cN/cmとなって互いに異なるように両面をシリコーン処理)の低シリコーン処理側に塗工し、続いて巻いて球形にする。]
[0250] この、両面自己接着性発泡フィックスは、以下の接着技術的特性を実現する。]
[0251] ]
[0252] 図6は、マイクロバルーン63で発泡され、ライナ61の上に塗工された接着剤62の構造を示す。] 図6
[0253] 例10
アクリレート共重合体使用の接着剤組成
Ac使用接着剤A
n−ブチルアクリレート44.2重量%
2−エチルヘキシルアクリレート44.7重量%
メチルアクリレート8.6重量%
アクリル酸純品 1.5重量%
BisomerHEMA 1.0重量%
Ac使用接着剤B
n−ブチルアクリレート 44.9重量%
2−エチルヘキシルアクリレート 44.9重量%
N−tert.−ブチルアクリルアミド6.2重量%
アクリル酸 純品 3.0重量%
無水マレイン酸1.0重量%]
[0254] アクリレート・接着剤AおよびBは共に、それぞれ5および8%のマイクロバルーンと混合する。]
[0255] 上記のモノマー混合物(量表示は重量%)を溶液中で共重合させる。重合出発物質は、60重量%のモノマー混合物および40重量%の溶媒(例えば、ベンジン60/95、およびアセトン)からなる。溶液は、通常のガラスまたは鋼製の反応容器(還流冷却器、撹拌器、温度測定ユニットおよびガス供給管付き)中で、まず窒素を流して酸素を除去した後、沸騰するまで加熱する。]
[0256] 過酸化ジベンゾイル、過酸化ジラウロイル、またはアゾビスイソブチロニトリルといったラジカル重合用の通常の開始剤を0.2〜0.4重量%加えて、重合を開始させる。]
[0257] 約20時間の重合時間中に、粘度に応じて、溶媒を場合によって数回追加して薄め、最終的重合溶液の固体含量が35〜55重量%となるようにする。]
[0258] 濃縮は、圧を下げ、および/または温度を上げて行う。]
[0259] マイクロバルーンを混合した自己接着剤の製造は図1に対する開示で記述した方法による。] 図1
[0260] アクリレート接着剤を、ストランドの形態で、ここでは二軸押出し機である連続混合装置中に送り、同時にマイクロバルーンを供給する。マイクロバルーンの熱可塑性のポリマー殻がポリマー・マトリックス中に均一に分配されるとともに、加熱された二軸押出し機中で140℃で軟化され、ダイから吐出されるとき、つまり圧力差が解消されるとき、封入されているイソブタンが膨張し、したがってマイクロバルーンも膨張する。]
[0261] 続いてこの接着剤を、ロール・コータで80μmの剥離紙(剥離力が、それぞれ95cN/cmおよび13cN/cmとなって互いに異なるように両面をシリコーン処理)の低シリコーン処理側に塗工し、続いて巻いて球形にする。]
[0262] 以下の接着技術的特性がAc使用接着剤AおよびBに対して調節された。]
[0263] ]
[0264] ]
[0265] アクリレート接着剤の発泡によって、目付け量が少なくても、層厚が同程度であると、接着力の低下は見られない。]
[0266] 熱的剪断強度を向上させるために、この接着剤系は、イオン化放射線または文献で知られているイソシアナート、エポキシ樹脂、またはフェノール樹脂といった架橋系によって極めて良好に架橋される。]
权利要求:

請求項1
膨張させたマイクロバルーンを含有する、特に感圧性の接着剤であって、膨張させたマイクロバルーンを含有する該接着剤の接着力が、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の接着力に比べて最大30%、好ましくは最大20%、特に好ましくは10%減少している接着剤。
請求項2
膨張させたマイクロバルーンを含有する接着剤の接着力が、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の接着力に比べて減少していないことを特徴とする、請求項1に記載の接着剤。
請求項3
膨張させたマイクロバルーンを含有する接着剤の接着力が、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の接着力に比べて大きいこと、好ましくは10〜30%大きいことを特徴とする、請求項1に記載の接着剤。
請求項4
接着剤の表面粗さが10μm以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の接着剤。
請求項5
マイクロバルーンの発泡前の接着剤中の未発泡マイクロバルーンの含量が、それぞれ接着剤の全混合物に対して、0重量%超と20重量%の間、好ましくは0.5重量%超、特に好ましくは1.5重量%と10重量%の間であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の接着剤。
請求項6
マイクロバルーンで発泡された接着剤の容積重と、膨張させたマイクロバルーンで生じた空隙の破壊によって脱泡された、目付け量および組成が同じ接着剤の容積重との比が、0.8未満であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載の接着剤。
請求項7
接着剤が、天然ゴムから、アクリロニトリル−ブタジエンゴムから、ブチルゴムから、スチレン−ブタジエンゴムから、スチレンブロック共重合体から、ポリオレフィンから、エチレン−ビニル−アセテートから、アクリレートから、またはこれらのポリマーのコンパウンドからなることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の接着剤。
請求項8
接着剤に、一つまたは複数の添加剤、例えば、老化防止剤、架橋剤、光安定剤、オゾン劣化防止剤、脂肪酸、樹脂、可塑剤、および加硫剤、電子線硬化促進剤、またはUV開始剤;および/または、一つまたは複数の充填材、例えばカーボンブラック、酸化亜鉛、シリカ、ケイ酸塩、白亜、および中実球または中空球が混合されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の接着剤。
請求項9
接着剤の全体または一部分が、化学的に、またはイオン化放射線で物理的に架橋されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の接着剤。
請求項10
前記マイクロバルーンの直径が25℃で3μm〜40μm、特に5μm〜20μmであり、および/または熱作用後では20μm〜200μm、特に40μm〜100μmであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の接着剤。
請求項11
膨張させたマイクロバルーンを含有する感圧性の接着剤の製造方法であって、接着剤を構成する成分、例えばポリマー、樹脂、または充填材を第1の混合装置中で混合し、混合された、とりわけ均一な接着剤を第1の混合装置から第2の混合装置に移送し、同時に未膨張のマイクロバルーンを第2の混合装置に送入し、該マイクロバルーンを、第2の混合装置中で、または第2の混合装置から吐出されるときに膨張させ、接着剤混合物を、膨張させたマイクロバルーンとともに、成形装置中で層状に成形し、場合により、接着剤混合物を、膨張させたマイクロバルーンとともに、帯状支持体材料上に塗工する、方法。
請求項12
膨張させたマイクロバルーンを含有する感圧性の接着剤の製造方法であって、接着剤を構成する成分、例えばポリマー、樹脂、または充填材を未膨張のマイクロバルーンと第1の混合装置中で陽圧下で混合し、マイクロバルーンの膨張温度より低い温度に調節し、混合された、とりわけ均一な接着剤を第1の混合装置から第2の混合装置に移送し、陽圧下で膨張温度まで加熱し、該マイクロバルーンを、第2の混合装置中で、または第2の混合装置から吐出されるときに膨張させ、接着剤混合物を、膨張させたマイクロバルーンとともに、ロール・コータ中で層状に成形し、場合により、接着剤混合物を、膨張させたマイクロバルーンとともに、帯状支持体材料または剥離材料上に塗工する、方法。
請求項13
膨張させたマイクロバルーンを含有する感圧性の接着剤の製造方法であって、接着剤を構成する成分、例えばポリマー、樹脂、または充填材、および未膨張のマイクロバルーンを第1の混合装置中で混合し、陽圧下で膨張温度まで加熱し、該マイクロバルーンを、混合装置から吐出されるときに膨張させ、接着剤混合物を、膨張させたマイクロバルーンとともに、ロール・コータ中で層状に成形し、場合により、接着剤混合物を、膨張させたマイクロバルーンとともに、テープ状支持体材料または剥離材料上に塗工する、方法。
請求項14
接着剤を、ロール・コータ中で成形し、支持体材料上に塗工することを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一つに記載の感圧性の接着剤の製造方法。
請求項15
成形装置で成形し、発泡させた接着剤の層厚が、膨張させたマイクロバルーンの直径以下であることを特徴とする、請求項11〜14のいずれか一つに記載の感圧性の接着剤の製造方法。
請求項16
接着テープにおいて帯状の支持体材料上の接着剤の厚さが、20μm〜3000μm、好ましくは40μm〜150μmであり、あるいは、剥離材料上に塗工された接着剤の厚さが20μm〜2000μmであることを特徴とする、請求項11〜15のいずれか一つに記載の感圧性の接着剤の製造方法。
請求項17
第1の混合装置が、連続式装置、とりわけ遊星ローラ押出し機、単軸または2軸押出し機、またはピン型押出し機であるか、第1の混合装置が、非連続式装置、とりわけZ−ニーダまたは内部ミキサであり、第2の混合装置が、単軸押出し機であり、および/または接着剤を、膨張させたマイクロバルーンとともに支持体層に成形する成形装置が、カレンダ、ロール・コータ、またはロールと固定ドクタの形成する間隙であることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一つに記載の方法。
請求項18
請求項1〜17のいずれか一つに記載の方法によって得られる接着剤、特に自己接着剤。
請求項19
請求項1〜18のいずれか一つに記載の方法によって得られる接着剤、とりわけ自己接着剤の片面または両面接着テープでの使用。
請求項20
支持体材料としてフィルム、織布、または紙を使用することを特徴とする、請求項19に記載の使用。
請求項21
接着剤が剥離フィルムまたは剥離紙上に塗工されることを特徴とする、請求項20に記載の使用。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
CN105229103B|2017-05-31|多层压敏粘合剂组件
JP6253291B2|2017-12-27|非極性表面上に接着するための発泡接着テープ
EP2463332B1|2014-10-29|Verfahren zur Herstellung schäumbarer Polymermassen, Verfahren zur Herstellung geschäumter Polymermassen daraus, geschäumte Polymermassen und Klebeband damit
TWI532810B|2016-05-11|藉由使用電漿處理增進壓力敏感性黏著劑於基底之黏著效能的方法
US20170306189A1|2017-10-26|High capacity easy release extended use adhesive devices
US6927315B1|2005-08-09|Adhesive composite having distinct phases
AU739783B2|2001-10-18|Elastic fastener
TWI353819B|2011-12-11|Use of a composite material as an impact protectio
KR100842129B1|2008-06-27|보강 재료를 갖는 감압 접착성 섬유
JP4756834B2|2011-08-24|気泡含有粘弾性組成物、及び感圧性接着テープ又はシート
EP0826380B1|2002-10-30|Selbstklebend ausgerüstete Trägermaterialien
US10144195B2|2018-12-04|Weight-bearing adhesives with adjustable angles
US5024880A|1991-06-18|Cellular pressure-sensitive adhesive membrane
KR101464785B1|2014-11-24|연신 해제 감압 접착 물품 및 그 사용 방법
US7229683B2|2007-06-12|Thermal interface materials and method of making thermal interface materials
DE69926395T2|2006-06-01|Polyhydroxyalkanoat-copolymere enthaltende abbaubare absorbierende artikel
KR101121113B1|2012-03-19|습기 경화형 폴리우레탄 핫멜트 접착제
JP6353129B2|2018-07-04|接着剤物品の製造方法
US6646019B2|2003-11-11|Fibrillated foam article
EP1580245B1|2007-05-16|Acrylic pressure sensitive adhesive composition and pressure sensitive adhesive tape
EP1056584B1|2002-05-22|Verfahren zur kontinuierlichen, lösungdmittel-und mastikationsfreien herstellung von druckempfindlichen selbstklebemassen auf basis von nicht-thermoplastischen elastomeren sowie deren beschichtung zur herstellung von selbstklebenden artikeln
CA2273284C|2009-12-15|High performance elastic composite materials made from high molecular weight thermoplastic triblock elastomers
EP2855612B1|2019-09-04|Doppelseitiges klebeband mit einer ersten äusseren haftklebrigen und einer zweiten äusseren hitzeaktivierbaren seite
TWI254061B|2006-05-01|Urethane polyol prepolymer, porous polyurethane sheet and method of preparing the same
US6042882A|2000-03-28|Adhesive tape and method of making
同族专利:
公开号 | 公开日
KR101539046B1|2015-07-23|
CN101970556A|2011-02-09|
US20190375909A1|2019-12-12|
EP2235098A1|2010-10-06|
DE102008004388A1|2009-07-16|
TWI527861B|2016-04-01|
US20160083549A1|2016-03-24|
CN101970556B|2013-11-27|
CA2709713A1|2009-07-23|
JP5654875B2|2015-01-14|
TW200942590A|2009-10-16|
PL2235098T3|2013-08-30|
KR20100116614A|2010-11-01|
ES2419055T3|2013-08-19|
US20090181250A1|2009-07-16|
CA2709713C|2015-12-22|
WO2009090119A1|2009-07-23|
MX2010007255A|2010-08-11|
EP2610289A3|2013-10-30|
EP2235098B1|2013-03-20|
EP2610289A2|2013-07-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS61101578A|1984-10-24|1986-05-20|Sekisui Chem Co Ltd|Adhesive composition|
JPS61136568A|1984-12-04|1986-06-24|Nitto Electric Ind Co Ltd|Surface protective film|
JPS6372532A|1986-08-21|1988-04-02|Minnesota Mining & Mfg|Pressure sensitive adhesive coated sheet material|
JPH02240182A|1989-03-14|1990-09-25|Nitto Denko Corp|Self-adhesive pressure-sensitive adhesive and adhesive tape|
JPH03294377A|1990-01-03|1991-12-25|Minnesota Mining & Mfg Co <3M>|Phase-separated, cell-textured pressure-sensitive adhesive film|
JPH06248242A|1993-02-26|1994-09-06|Nippon Kakoh Seishi Kk|再剥離性発泡粘着シート|
JPH0867861A|1994-08-31|1996-03-12|Nichiban Co Ltd|気泡含有粘着テープの製造方法|
JP2002521544A|1998-07-31|2002-07-16|スリーエムイノベイティブプロパティズカンパニー|ポリマーフォームを含む物品およびその製造方法|
JP2000169803A|1998-12-08|2000-06-20|Nitto Denko Corp|微細発泡粘着テープ又はシートと、その製造方法|
JP2000293108A|1999-04-02|2000-10-20|Kuramoto Sangyo:Kk|偽造防止用ラベル|
JP2005521781A|2002-04-04|2005-07-21|スリーエムイノベイティブプロパティズカンパニー|感圧接着剤組成物|JP2014224238A|2013-05-08|2014-12-04|テーザ・ソシエタス・ヨーロピア|シンタクチックフォーム型のポリマー組成物、好ましくは感圧接着性組成物を製造する方法、その方法を実施するための装置、押出し物、および自己接着テープ|
JP2015218318A|2014-05-21|2015-12-07|テーザ・ソシエタス・ヨーロピア|シンタクチックフォーム型のポリマー組成物、好ましくは感圧接着性組成物を製造する方法、その方法を実施するための装置、押出し物、および自己接着テープ|
JP2016210989A|2015-05-12|2016-12-15|テーザ・ソシエタス・ヨーロピア|感圧接着料|
WO2018012415A1|2016-07-15|2018-01-18|松本油脂製薬株式会社|樹脂組成物およびその利用|
JP2018514609A|2015-04-02|2018-06-07|テーザ・ソシエタス・ヨーロピア|再剥離可能な感圧接着細長片|DE1504434B2|1961-07-11|1970-11-05|||
US3565247A|1968-10-21|1971-02-23|Minnesota Mining & Mfg|Pressure-sensitive adhesive tape product|
US4407932A|1981-03-12|1983-10-04|Minnesota Mining & Manufacturing Co.|Fade-resistant and abrasion resistant photographic reproduction, method of preparing, and photographic product therefor|
JPH0414434Y2|1985-04-08|1992-03-31|||
US4855170A|1986-08-21|1989-08-08|Minnesota Mining And Manufacturing Company|Pressure-sensitive tape construction incorporating resilient polymeric microspheres|
US4722943A|1987-03-19|1988-02-02|Pierce & Stevens Corporation|Composition and process for drying and expanding microspheres|
JP2657965B2|1987-10-31|1997-09-30|日本カーバイド工業株式会社|感圧接着剤層|
US4891387A|1988-06-28|1990-01-02|The B. F. Goodrich Company|Bulk polymerized cycloolefin monomers containing microencapsulated blowing agents|
US5264467A|1991-09-24|1993-11-23|Air Products And Chemicals, Inc.|High performance solvent-free contact adhesive|
US5296277A|1992-06-26|1994-03-22|Minnesota Mining And Manufacturing Company|Positionable and repositionable adhesive articles|
JP3417596B2|1993-04-07|2003-06-16|ミネソタマイニングアンドマニュファクチャリングカンパニー|弾性微小球を含有する粘着フィルム|
US5514122A|1994-05-16|1996-05-07|Minnesota Mining And Manufacturing Company|Feminine hygiene pad|
US5476712A|1994-05-31|1995-12-19|Avery Dennison Corporation|Flexographic plate mounting tape|
US6169138B1|1994-12-15|2001-01-02|Saint-Gobain Performance Plastics Corporation|Foamed pressure sensitive tapes|
US6479073B1|1996-10-07|2002-11-12|3M Innovative Properties Company|Pressure sensitive adhesive articles and methods for preparing same|
JP3612394B2|1996-10-25|2005-01-19|ミネソタマイニングアンドマニュファクチャリングカンパニー|粘着シートおよびその製造方法|
DE19730854A1|1997-07-18|1999-01-21|Beiersdorf Ag|Selbstklebeband enthaltend Mikroballons in der Trägerschicht|
US6306497B1|1998-03-03|2001-10-23|Arkwright Incorporated|Pressure-sensitive adhesive articles for use on transparent imaging films|
JP3961697B2|1998-10-07|2007-08-22|日東電工株式会社|自動車塗膜保護用シート|
DE19939078A1|1999-08-18|2001-02-22|Beiersdorf Ag|Verwendung von Isocyanaten bei der Herstellung von hochviskosen selbstklebenden Massen|
JP3594853B2|1999-11-08|2004-12-02|日東電工株式会社|加熱剥離型粘着シート|
US6630531B1|2000-02-02|2003-10-07|3M Innovative Properties Company|Adhesive for bonding to low surface energy surfaces|
US6565697B1|2000-03-01|2003-05-20|Brady Worldwide, Inc.|Manufacturing method for a positionable and repositionable pressure sensitive adhesive product and an article formed therefrom|
JP2001300964A|2000-04-21|2001-10-30|Nitto Denko Corp|カレンダーロール及び積層シートの製造方法|
US6803099B1|2000-10-10|2004-10-12|Armstrong World Industries, Inc.|Self-adhering surface covering and method of making|
JP4703833B2|2000-10-18|2011-06-15|日東電工株式会社|エネルギー線硬化型熱剥離性粘着シート、及びこれを用いた切断片の製造方法|
US6656319B1|2000-10-25|2003-12-02|3M Innovative Properties Company|Fluid-activatable adhesive articles and methods|
US20030082362A1|2001-07-31|2003-05-01|Khandpur Ashish K.|High cohesive strength pressure sensitive adhesive foam|
US20040131846A1|2002-12-19|2004-07-08|Epple Thomas C.|Microsphere containing electron beam cured pressure-sensitive adhesive tapes and methods of making and using same|
US7285576B2|2003-03-12|2007-10-23|3M Innovative Properties Co.|Absorbent polymer compositions, medical articles, and methods|
EP1724320B1|2004-03-11|2010-07-21|Nitto Denko Corporation|Heat-peelable pressure-sensitive adhesive sheet and method of processing adherend with the heat-peelable pressure-sensitive adhesive sheet|
BRPI0418750A|2004-04-14|2007-09-11|Avery Dennison Company|fita adesiva sensìvel à pressão, de dupla face, método para fabricar a mesma e método para montar um objeto em um substrato|
DE102004037910B4|2004-08-05|2015-05-07|Tesa Se|Reversibles Verschlusssystem zum Verschließen von Gegenständen wie Beutel, Tüten, Verpackungen oder ähnlichen mit zwei Haftstreifen|
DE102004047913A1|2004-09-29|2006-03-30|Tesa Ag|Verfahren zur Herstellung von Selbstklebebändern mit expandierten Mikroballons in der Trägerschicht|
US8353995B2|2005-07-15|2013-01-15|3M Innovative Properties Company|Automobile panel repair laminate|
JP4849993B2|2006-08-14|2012-01-11|日東電工株式会社|Adhesive sheet, method for producing the same, and method for cutting laminated ceramic sheet|
US7691225B2|2007-01-15|2010-04-06|Nitto Denko Corporation|Thermal-release double-coated pressure-sensitive adhesive tape or sheet and method of processing adherend|DE102008056980A1|2008-11-12|2010-05-20|Tesa Se|Strahlenchemisch vernetzbare, geschäumte Selbstklebemasse basierend auf Vinylaromatenblockcopolymeren|
DE102008059054A1|2008-11-26|2010-05-27|Otto Bock Pur Life Science Gmbh|Polyurethanpflaster für die transdermale Applikation von Wirkstoffen und Verfahren zu dessen Herstellung|
DE102008062368A1|2008-12-17|2010-06-24|Tesa Se|Haftklebemassen auf Basis von Naturkautschuk und Polyacrylaten|
DE102010031636B4|2010-07-21|2012-02-23|Hilti Aktiengesellschaft|Anchor rail with drawstring|
US20120028524A1|2010-08-02|2012-02-02|3M Innovative Properties Company|Duct tape with foam film backing layer|
DE102010062669A1|2010-12-08|2012-06-14|Tesa Se|Verfahren zur Herstellung geschäumter Polymermassen, geschäumte Polymermassen und Klebeband damit|
US8618348B2|2011-09-28|2013-12-31|Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc.|Dressings with a foamed adhesive layer|
DE102011085223A1|2011-10-26|2013-05-02|Tesa Se|Biobasierte Naturkautschukmasse und deren Verwendung|
US9222254B2|2012-03-13|2015-12-29|Schabel Polymer Technology, Llc|Structural assembly insulation|
DE102013221847A1|2013-08-01|2015-02-05|Tesa Se|Method for molding a body in a mold|
KR101471361B1|2014-03-18|2014-12-11|앤디포스|터치스크린 패널용 양면테이프 및 그 제조방법|
DE112014006568T5|2014-04-09|2017-02-16|Gm Global Technology Operations, Llc|Systeme und verfahren zum verstärkten kleben|
US10087573B1|2014-05-08|2018-10-02|Regina B. Casperson|Elastomeric tubular casings for drawstrings and a method of laundering accessories therewith|
DE102015206076A1|2015-04-02|2016-10-06|Tesa Se|Wiederablösbarer Haftklebestreifen|
DE102016202479A1|2016-02-18|2017-08-24|Tesa Se|PSA strips|
KR102092951B1|2016-03-21|2020-03-25|주식회사 엘지화학|양면 점착 테이프용 기재 필름 및 이의 제조방법|
DE102016207822A1|2016-05-06|2017-11-09|Tesa Se|Selbstklebemasse auf Kautschukbasis|
DE102016209707A1|2016-06-02|2017-12-07|Tesa Se|PSA strips|
CN106497446A|2016-11-09|2017-03-15|宁波启合新材料科技有限公司|一种胶带的制备方法|
EP3333236A1|2016-12-09|2018-06-13|tesa SE|Haftklebestreifen|
EP3333235A1|2016-12-09|2018-06-13|tesa SE|Haftklebestreifen|
WO2018109605A1|2016-12-12|2018-06-21|3M Innovative Properties Company|Thin foam tapes|
DE102017004563A1|2017-03-05|2018-09-06|Entex Rust & Mitschke Gmbh|Degassing when extruding polymers|
FR3067929B1|2017-06-23|2019-11-22|Produits Dentaires Pierre Rolland|Adhesif dentaire|
US20190010918A1|2017-07-05|2019-01-10|General Electric Company|Enhanced through-thickness resin infusion for a wind turbine composite laminate|
US9909035B1|2017-09-29|2018-03-06|Mayapple Baby Llc|Mountable articles, dual-adhesive-adhesive tape and mounting methods using them|
DE102017218519A1|2017-10-17|2019-04-18|Tesa Se|Härtbarer Haftklebestreifen auf Basis von Vinylaromatenblockcopolymer|
DE102018200957A1|2017-10-17|2019-04-18|Tesa Se|Haftklebestreifen mit teilgeschäumter Selbstklebemasse|
DE102017221039B4|2017-11-24|2020-09-03|Tesa Se|Verfahren zur Herstellung einer Haftklebemasse auf Basis von Acrylnitril-Butadien-Kautschuk|
DE102018001412A1|2017-12-11|2019-06-13|Entex Rust & Mitschke Gmbh|Degassing during the extrusion of substances, preferably plastics|
DE102018204594A1|2018-03-27|2019-10-02|Tesa Se|Verfahren zum homogenen Einarbeiten von Füllstoff in eine, insbesondere thermisch vernetzbare, Selbstklebemasse auf Basis von nicht-thermoplastischem Elastomer|
WO2019215043A1|2018-05-08|2019-11-14|Tesa Se|Verfahren zur herstellung einer mit mikroballons geschäumten selbstklebemasseschicht|
EP3567086A1|2018-05-08|2019-11-13|tesa SE|Verfahren zur herstellung einer mit mikroballons geschäumten selbstklebemasseschicht|
DE102018211617A1|2018-07-12|2020-02-27|Tesa Se|Herstellung einer Haftklebemasse auf Basis von festem EPDM-Kautschuk|
DE102018221589A1|2018-08-23|2020-02-27|Tesa Se|Process for the production of an in particular thermally vulcanizable adhesive and an adhesive tape with the thermally vulcanizable adhesive|
DE102018222679A1|2018-12-19|2020-06-25|Tesa Se|Verfahren zur Herstellung einer Haftklebemasse auf Basis von Acrylnitril-Butadien-Kautschuk sowie Klebeband, enthaltend diese Haftklebemasse|
DE102019202569A1|2019-02-26|2020-08-27|Tesa Se|Klebeband, umfassend mindestens zwei voneinander verschiedene Klebemassen, welche durch eine Barriereschicht voneinander getrennt sind|
法律状态:
2011-12-21| A524| Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20111220 |
2011-12-21| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111220 |
2013-04-11| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130411 |
2013-05-14| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130514 |
2013-08-14| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130813 |
2013-08-21| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130820 |
2013-09-14| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130913 |
2014-06-05| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140604 |
2014-09-26| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140925 |
2014-10-15| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140926 |
2014-10-22| A911| Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20141021 |
2014-11-06| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-11-13| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141112 |
2014-11-27| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141121 |
2014-11-28| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5654875 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2016-02-16| S531| Written request for registration of change of domicile|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
2016-02-24| R350| Written notification of registration of transfer|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
2017-11-28| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-11-27| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2020-02-06| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2020-11-19| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2021-11-18| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]